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フエンちゃんが通う学校の先生は、「彼女の家を訪ねたある日、3人の子供たちが食事をしているのを見て涙が出そうになりました。3人は鍋のそばに座って、おかずもないのに白いごはんだけをおいしそうに食べていたんです。私がどうしてスープくらい作らないのかと聞くと、フエンちゃんは『慣れていますから』と答えました。私は3人のために急いで魚醤と肉を買いに行きました。あんな食事では栄養も不足してしまいます」と話す。
先生は「彼女たちはめったに朝ごはんを食べず、おなかをすかせて学校に来ます。どうして食べないのかと聞くと、また『慣れているから』と答えますが、そう言っているだけで、本当は朝ごはんを食べるお金もないのでしょう」と打ち明けた。
フエンちゃんは、いくつもの表彰状を大切に保管している。彼女は学校で先生や友だちからも好かれ、勉強もよくできるため、学級委員を務めている。学校は、フエンちゃんの生活が少しでも楽になるよう、物を寄付したり家を訪ねて激励したりと、様々なサポートを行っている。
貧しいながらも自分の力と先生や友だちの愛情を受けて、フエンちゃんきょうだいは困難を乗り越え、学校に通い、日々を生きている。