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バイクの修理工の男性が、手作りで超シンプルな自動車を製造し、子供の学校の送り迎えに利用していることが、世論の注目を浴びている。この男性は、北中部ゲアン省ドールオン郡バイソン村に住むグエン・キム・ソンさん(36歳)。好奇心の強い多くの人が自動車を見に来るので、ソンさんはその応対に忙しいほどだ。
ソンさんはバイク修理で生計を立てているメカ大好き人間で、家庭内で使う機械類は自分で作ってしまう。自動車製造のアイデアは、10年ほど前に思いついた。天気が悪い日に子供の学校への送り迎えをする時に使おうと思ったという。
その時から自動車の構造や必要な部品について勉強を始めた。2012年になってソンさんは、エンジンや電気部品などを自動車用として利用するために、自分のバイク(排気量110cc)を分解しようと決意する。「中古バイクの部品はショックアブソーバーやガソリンタンクなど、何でも使えるものは使いました。それでも足りないリーフスプリングやリバースシステムなどは、自動車の修理工場に出向いて購入しました」
自動車を作っている間、妻や近所の人たちからは「時間の無駄」と言われていたが、努力して夢を実現させたとソンさんは胸を張った。自動車が出来上がり実際に動くことが分かると、彼らはようやくソンさんに敬服の眼差しを向けたという。