(C)Lao Dong, 「危険な村」の家並 写真の拡大 |
ソンドック町人民委員会のトゥー・バン・ヒエン副主席は、「岸で暮らしている人たちをいかに水面に出さないかに苦心しています。以前、水上世帯を岸に移動させる計画を立てていましたが、新しい場所で仕事が見つからず、結局水上に戻ってしまいました。町は居住地を用意してあげられても、彼らの仕事までは難しい」と語る。
チャンバントイ県のゴー・ミン・チエン書記も同じようにこう言う。「川の上は天候や増水の影響をうけやすく、安全のために彼らを陸に移住させたい。しかし、陸に上がった後の収入を含めて安定した生活を保障しなければ、彼らは新しい生活を受け入れないでしょう」。
移住政策の中では、移住世帯に家を建て商売できる土地を支給しているが、やはり「箱」を与えても中に入ってくる収入がなければ生きていくことはできない。「危険な村」に暮らす人たちが陸に上がる日は、まだまだ遠いようだ。