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南中部クアンガイ省ビンソン郡ビンチャウ村で漁業を営むチャン・フオンさんとチャン・テー・アインさん親子は約1年前、操業中に中国に拿捕された。身柄は解放されたものの、漁船などの財産は全て没収されてしまい、やるせない日々を送っていた。
父親のフオンさんは漁船のオーナーで、息子のアインさんに船長を任せていた。フオンさんとボー・ミン・クアンさんの漁船が同時に拿捕され、その後乗組員全員がクアンさんの船で帰国を許されたが、フオンさんの船は没収された。
ビンチャウ村と沖合いのリーソン島の漁民にとって、ホアンサ諸島(英名:パラセル諸島、中国名:西沙諸島)海域で中国に拿捕されることは、最近珍しくなくなってしまった。漁船の馬力は45CV程度と小さく、逃げてもすぐ捕まってしまう。大きな漁船を作る資金力はなく、再び小型漁船を建造して漁に出るしかない。