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- ホーチミン市、多次元貧困率0%
- ハザン省、多次元貧困率36.35%で最高
- 地方別は北部山岳地方が14.98%で最高
労働傷病兵社会省が発表した2022~2025年期の多次元貧困基準に基づく2024年の貧困・準貧困世帯調査結果によると、全国の多次元貧困率は4.06%、貧困・準貧困世帯は125万8997世帯だった。多次元貧困は、健康や教育、生活水準などの複数の次元で貧困状態にあることをいう。
2024年末時点で多次元貧困率が0%、貧困・準貧困世帯がゼロだったのは、ホーチミン市と東南部地方バリア・ブンタウ省の2省・市。貧困世帯がゼロだったのは、◇東北部地方クアンニン省(準貧困世帯25世帯)、◇ハノイ市(同890世帯)、◇北部紅河デルタ地方バクニン省(同2926世帯)、◇同ハイフォン市(同5944世帯)の4省・市だった。
多次元貧困率と貧困世帯数が最も高い(多い)のは東北部地方ハザン省で、それぞれ36.35%、4万9760世帯だった。次いで多次元貧困率が高いのは、◇同カオバン省:35.29%、◇西北部地方ディエンビエン省:33.24%、◇同ライチャウ省:28.79%、◇東北部地方バクカン省:28.72%、◇西北部地方ラオカイ省:21.18%などとなっている。
地方別では、多次元貧困率が最も高いのは北部山岳地方の14.98%(貧困・準貧困世帯48万6623世帯)、逆に最も低いのは東南部地方の0.15%(同7585世帯)だった。その他の地方は、◇北部紅河デルタ地方:1.40%、9万7555世帯、◇南部メコンデルタ地方:3.14%、15万3450世帯、◇北中部・南中部沿岸地方:6.24%、36万0614世帯、◇南中部高原地方:9.45%、15万2970世帯となっている。