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- 園児が通園バスに置き去りにされ死亡
- 運転手に禁固1年9か月の判決
- 担任教諭2人に執行猶予付き禁固1年6か月
今年5月に北部紅河デルタ地方タイビン省タイビン市で発生した、園児が通園バスの車中に置き去りにされて死亡した事件で、同市人民裁判所は27日、被告4人に有罪判決を下した。
運転手のグエン・バン・ラム被告(59歳)は禁固1年9か月、幼稚園の送迎担当のフオン・クイン・アイン被告(38歳)は禁固1年6か月をそれぞれ言い渡された。2人とも過失致死傷罪に問われていた。
担任教諭のドアン・ティ・ニャム被告(26歳)とグエン・ティ・フオン被告(58歳)の2人は、責任を果たさず甚大な被害をもたらした罪に問われ、それぞれ執行猶予付き禁固1年6か月の判決だった。
同事件では、5月29日午前6時20分頃、運転手がT・G・Hちゃんほか9人の園児を幼稚園まで送り、車両のドアを開けて教諭と園児を降ろした。その後、運転手は車両を園の門の前に駐車し、帰宅した。
教室に入ると、教諭は出席確認のために生徒の写真を撮影し、学校の管理ソフトに送信した際、Hちゃんがいないことに気付いたものの、家族には通知しなかった。同日17時頃、Hちゃんの叔父が園に迎えに来た際に、Hちゃんが車内に放置されていたことに気付いた。車両のドアを破壊するなどしてHちゃんを救出し、病院に緊急搬送したが、すでに死亡していた。
民事賠償について、同幼稚園と被告4人は、遺族に10億VND(約610万円)の賠償金を自発的に支払っている。