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- 女児2人誘拐の21歳女に禁固9年
- 7歳と3歳を誘拐・軟禁しポルノ撮影
- 米国人の恋人に児童ポルノ動画を送付
ホーチミン市家庭・少年裁判所は7日、16歳未満の未成年に対するわいせつ行為および16歳未満の未成年を誘拐した罪に問われていたファム・フイン・ニャット・ビー容疑者(女・21歳、南部メコンデルタ地方ティエンザン省出身)に合わせて9年の禁固刑を言い渡した。
非公開で行われた第1審の量刑は、未成年淫行罪が禁固3年6か月、未成年誘拐罪が5年6か月となった。
起訴状によると、被告は2023年10月からリチャードと名乗る外国人男性と恋人関係となり、ホーチミン市内のホテルで同棲していた。この頃、リチャードは被告に対し、他の女性との性行為を撮影した動画を送っていた。
リチャードは同年12月に出国。リチャードは6~12歳の女児を探して誘い出し、ポルノ動画を撮影して送るよう被告に依頼。将来的にベトナムに戻り、被告と結婚するとも話していたという。
2024年3月、リチャードは被告に500USD(約7万3000円)を送金し、獲物となる女児を見つけたら撮影用の部屋を借りると約束。その後、被告は4月3日夜、行商を生業とする同市7区在住のN・T・Cさん(女性・27歳)の娘であるN・K・T・Mちゃん(7歳)とL・H・T・Lちゃん(3歳)の2人を同市1区グエンフエ通りで言葉巧みに誘拐し、同市ビンタイン区のマンション「サイゴンパール(Sai Gon Pearl)」の一室に軟禁した。
マンションに向かう前、被告はリチャードに女児2人の写真を送付し、リチャードは2人のうちMちゃんを選んだ。その場にLちゃん1人を残すことはできなかったため、2人ともマンションに連れて行った。
警察が女児2人を発見・保護した8日午前までに、被告はリチャードに送るために計12本の児童ポルノ動画を撮影していた。母親からの通報を受けて捜査を開始した警察は、8日午前に被告の潜伏先を突き止めて逮捕。同日中に誘拐された女児2人を保護して母親に引き渡した。
指示役のリチャードは、米国に滞在しており、通話・メッセージアプリ「ザロ(Zalo)」で実行役のビー被告に指示を出していたことが判明。なお、ホーチミン市警察は、最高人民検察院に文書を送り、米国司法省に捜査協力を要請している。