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- 発見時、客室ドアは内側から施錠
- 6人分のルームサービスは手つかずのまま
- 遺体発見時、外傷なく争った形跡もなし
タイの首都バンコク中心部の5つ星ホテルの客室で16日午後5時半ごろ、宿泊客のベトナム人4人とベトナム系米国人2人の計6人が死亡しているのが発見された。発見時、ドアは内側から施錠されており、ホテルの従業員がロックを解除した。
死亡していたのは男性3人と女性3人で、ベトナム人の4人は37~49歳、ベトナム系米国人の2人は55歳と56歳。
ホテル側によると、ベトナム人らは当初7人でホテルの5部屋を予約していたが、13日から14日にかけて5人が5部屋にチェックインし、15日正午には4部屋をチェックアウトした。
15日午後1時ごろ、被害者らは6人分のルームサービスを注文したが、遺体発見時の客室内には料理が手つかずのまま残されていた。また、被害者らの荷物はすべて、遺体が発見された客室に集められていた。
被害者らは客室内でお茶やコーヒーを飲んだと見られ、ティーカップで何かしらの液体を飲んだ形跡があった。室内に争った形跡はなく、被害者に外傷もなかったという。
タイ警察は16日夜に記者会見を開いて同事件について情報を提供し、6人が何者かによって毒殺された可能性が高いと見て、予約に含まれていた残る1人の行方を追うなど捜査を急いでいる。