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- エコツーリズムの開発促進の仕組み構築
- 34か所の国立公園にパスポートを適用
- パスポート導入で観光客増加に期待
農業農村開発省は11日、サントリーペプシコ・ベトナム・ビバレッジ(Suntory PepsiCo Vietnam Beverage)と共同で、森林生態系の多目的価値の成長と「国立公園パスポート」構想の始動をテーマとした官民フォーラムを開催した。
国立公園パスポート構想は、国立公園や自然保護区でエコツーリズムの開発を促進する仕組みを作り出し、観光客が森林生態系の価値を見出すことを目的としている。ベトナムで導入されるのは初めて。
第1期では、観光活動を行う特用林に属する34か所の国立公園にパスポートを適用する。紙製または電子版のパスポートを持つ国内外の観光客は、国立公園を訪問し、必要な条件をすべて満たした場合に、優遇や賞品を受けるチャンスがある。具体的には、自然体験を通じた身体と精神の健康、自然保護活動のための知識と感性、国立公園で実施するプログラムやエコツーリズムで得られる賞品など。
国立公園パスポートの導入により、国立公園のエコツーリズム活動がアプリやマスコミを通じて宣伝・広告され、観光客が増加することが期待できる。
フォーラムでは、農業農村開発省とサントリーペプシコ・ベトナム・ビバレッジの間で、地元住民の家計改善や環境保護、水源の再生などを目的とした、材木用の植林や薬草と在来樹木の植林などに関する協力覚書が交わされた。