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- AMIカインホア太陽光発電所、19年5月稼働
- パリオリンピックで炭素クレジット発行
- AMI ACリニューアブルズが所有する発電所
2024年パリオリンピック組織委員会によると、ベトナムには同組織委員会の基準に沿ったカーボンクレジットを発行する発電所が1か所ある。
南中部沿岸地方カインホア省カムラム郡カムアンナム村にあるAMIカインホア太陽光発電所で、設備容量50MW、年間発電量7万6842MW、温室効果ガス排出量を年間約6万5254 teqCO2(二酸化炭素換算トン)削減する。
気候変動対策に意欲的で、地球の気温を産業革命前と比較し1.5度以上上昇させないという約束の旗振り役であるフランスは、2024年パリオリンピックの炭素排出量を2012年ロンドン大会、2016年リオ大会の半分に削減することを目標としている。
オリンピックに関連する排出量の削減や、炭素隔離プロジェクト、温室効果ガス排出抑制に対する支援を行っており、炭素隔離プロジェクトの支援を通じたカーボンオフセットの分野では、世界中の気候変動の影響を受ける地域で重点的に取り組みがなされている。
オリンピック組織委員会の基準に沿ったカーボンクレジットを発行するベトナム唯一の発電所である同発電所は、ベトナムの再生可能エネルギー企業AMIリニューアブルズとフィリピンの財閥アヤラ・コーポレーション系発電会社ACENの共同事業であるAMI ACリニューアブルズが所有するもので、2019年5月25日に稼働を開始した。
AMI ACリニューアブルズは南中部高原地方ダクラク省に太陽光発電所、北中部地方クアンビン省には風力発電所を所有し、これまでに世界中の企業に対して20万以上のカーボンクレジットを発行している。