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- やけど虫の被害で毎日50~70人が受診
- 体液が皮膚に付着すると重度の皮膚炎
- 正しい処置で5~7日で治癒可能
ホーチミン市では最近、民家にアオバアリガタハネカクシ(通称「やけど虫」、ベトナム語ではkien ba khoang=キエンバーコアン)が頻繁に出現し、やけど虫による被害が急増している。
ホーチミン市皮膚科病院はここ2週間、やけど虫の被害を受けた患者を毎日平均50~70人受け入れている。
やけど虫は大きくて細長いアリのように見えるが、アリのように噛んだりすることはない。しかし、やけど虫は体内に「ペデリン」という有害物質を持っており、虫をつぶした時にその体液が皮膚に付着すると、重度の皮膚炎を起こす。
初めは痒みが生じ、次第に患部が赤く腫れあがり、6~12時間後には1~5mmの水泡が現れる。1~3日後には水泡が膿疱となり、火傷のような痛みが伴い発熱する場合もある。
患者の中には、患部の症状から帯状疱疹と自己判断したり、病院で誤診されたりして、治療しても一向に治らないというケースもある。医師は、やけど虫の体液に触れてしまった場合には毒が広がらないよう、優しく洗い流して皮膚を強くこすらないようにし、病院を受診するよう勧告している。直ちに適正な処置をすれば、5~7日で治癒するという。
やけど虫は草木が茂った地域に多く生息している。対策として、網戸や蚊帳を設置し、家を清潔に保ち、夜間は照明を減らすことなどが推奨されている。