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地場大手飲料メーカーのタンヒエップファット商業サービス社(Tan Hiep Phat)のチャン・クイ・タイン会長 兼 社長(男・70歳、東南部地方ビンズオン省在住)とその娘2人の計3人が、企業・個人から不動産開発用地を不正取得した事件について、公安省傘下の捜査警察機関(C01)が捜査結果を発表した。
◇タイン会長 兼 社長、◇長女チャン・ウエン・フオン副社長(42歳)、◇次女チャン・ゴック・ビック副社長(39歳)の3人は、「信頼を悪用した資産横領容疑」で訴追されることになっている。
捜査結果によると、タイン容疑者らは、不動産開発用地を有する企業・個人に資金を貸し出しており、違法な高利貸しであることを隠蔽するため、「不動産案件購買契約を装った金銭貸借契約」などの形で契約を交わした。
この金銭貸借契約では、借主の保有する不動産案件が担保資産とみなされていた。契約締結の時点で、担保となる不動産案件の実際の価値は、借入金の何倍にも上っていた。タイン親子はその後、借主による支払いの受け取りを拒否し、不動産案件を占有し続けた。
タイン親子は同様の手口で、2019年1月から2020年11月にかけて、不動産デベロッパーのキムオアイン・ドンナイ開発投資(Kim Oanh)の不動産案件2件、N・V・C氏の土地29区画、L・S・H氏の土地4区画、N・H・D氏の土地2区画を騙し取った。
タイン親子は、これらの企業・個人から合わせて7670億VND(約47億円)相当の不動産を不正取得したと結論づけられている。