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複数の省・市の機関や組織、個人の電光掲示板が攻撃を受け、不適切な文字が表示される被害が相次いでいることが、大きな話題になっている。
東南部地方ビンズオン省トゥアンアン市アンソン村(xa An Son)のウェルカムゲートの上に設置された電光掲示板には「アフリカからの賭け屋(nha cai den tu chau Phi)」、北部紅河デルタ地方ハイズオン省にある某高校の門の上に設置された電光掲示板には「飛ぶ棺は最高(quan tai bay mai chat)」といった意味不明な内容のベトナム語文字が表示された。
情報通信省傘下の情報安全局(AIS)によると、電光掲示板の表示内容が変更されるといういたずら被害は10月から始まったという。被害に遭った電光掲示板のほとんどが旧式か出所不明のもので、主にデフォルト、または「88888888」、「11111111」、「12345678」など推測しやすいWi-Fiパスワードを使用しており、スマートフォン上のアプリで容易に表示内容が変更できてしまう状態だった。
AISは電光掲示板の所有者に対し、より複雑で推測が困難なWi-Fiパスワードに変更するよう提案した。
なお、フェイスブック(Facebook)やティックトック(TikTok)などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)には、電光掲示板の表示内容の変更方法を紹介する動画が氾濫している。
一部の若者の間では、電光掲示板の表示内容を変更することが「自慢できるトロフィー」と捉えられているため、こうしたいたずらが全国各地で発生している。