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4月に入ってから新型コロナウイルスの感染拡大が再燃していることを受け、保健省は12日、省・市の人民委員会宛てに緊急公電を送信し、予防対策を促した。
5日から11日までの7日間における全国の新規感染者数は639人、1日平均90人で、前週の3.8倍に急増した。
このうち、50歳以上の感染者数が193人で、全体の30.2%を占めた。また、入院件数も増加傾向にあり、7日間に記録された重症患者数は10人で、1日平均1~2人の重症例が確認されている。
保健省は、一部の省・市におけるワクチン接種率が目標に達していないことを指摘し、注意喚起した。
同省によると、世界的に入院率、重症化率、死亡率は1年前に比べて大幅に減少しているが、高齢者や基礎疾患のある人、免疫力が低下している人、妊婦など、一部のグループは依然として重症化または死亡のリスクが高いため、該当するグループの保護を優先する必要があるという。
同省はこれを踏まえ、各省・市人民委員会に対し、ワクチン接種や情報周知を強化すると共に、管轄地域内の感染状況を主体的に把握して感染レベルを評価し、現状に合わせた対策を講じるなどして新型コロナ対策を強化するよう促した。