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教育大手エーパックス投資ホールディングス[IBC](Apax Holdings)が運営する英語学校「エーパックス・リーダーズ(Apax Leaders)」はホーチミン市で9日午後、保護者らとの対話集会を開催した。同校では、休講が長引いたことで保護者が返金を求めて殺到するなどのトラブルが発生していた。
会場となったホテルはこの日、返金を求める保護者らがヒートアップして秩序が乱されることを懸念し、主催側と保護者らを会場から退出させる決定を下した。集会は同市10区にある某ホテルの会議室で2回(午後2時~、午後4時半~)に分けて行われる予定だった。
午後2時から始まった1回目の集会では約200人の保護者が参加し、プラカードや垂れ幕などを用意して学校側に抗議。返金を求める保護者らに対し、IBCの責任者は「残り授業数の確認が終わった生徒については、6月から複数回に分けて授業料を払い戻す」と述べた。
IBCと保護者との間で口論が続く中、集会開始から約1時間後の3時ごろに突然、会場の照明が落とされて、マイクの電源も切られてしまった。何事かと戸惑う参加者の前にホテル側の責任者が姿を現し、会場から即退出するよう要求した。
ホテル側の責任者は、「普通の会議だと思って会議室を貸し出したが、こんなにヒートアップするとは思っていなかった。秩序を維持するために、契約を一方的に破棄する必要があると判断した」と説明した。