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交通運輸省傘下のベトナム民間航空局(CAAV)は16日午後、パリ発ホーチミン行きのベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)VN10便の客室乗務員4人が違法薬物を持ち込んだとして逮捕されたことを明らかにした。
税関当局はホーチミン市に到着したVN10便の機内に持ち込まれた客室乗務員4人の手荷物から、10kg余りの麻薬と違法薬物MDMA(俗称エクスタシー)を発見し押収した。
捜査当局が現在、調査を進めており、CAAVはHVNに対して事件の詳細を報告するよう求めた。国境をまたいだ麻薬の密輸活動は複雑化しており、検査を逃れるための手口も巧妙化している。
CAAVは、密輸や詐欺、模造品の輸入を未然に防ぐべく、関連機関と協力して対策強化に努める方針を示した。また航空各社は、スタッフの管理を徹底し、密輸や模造品に関する法律を正しく認識させる必要がある。
なお、HVNは、捜査当局の調査が滞りなく進むよう、逮捕された4人を停職処分とした。