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東北部地方バクカン省疾病管制センターによると、犬に噛まれた4年後に狂犬病を発症して死亡したケースが確認された。
死亡したのは、同省チョドン郡バンラン村(xa Bang Lang, huyen Cho Don)在住の44歳の女性。女性は4年前に犬に噛まれたことがあるが、狂犬病ワクチンや抗狂犬病血清の接種を受けていなかった。
女性は11月中旬から倦怠感や嘔吐のほか、恐水や恐風、恐光などの症状が現れたため、省内の病院で治療を受けたが、同月18日に死亡。検査の結果、狂犬病ウイルスに感染していたことが確認された。
狂犬病は潜伏期間が長く、発見が遅れやすいという特徴がある。通常は1か月~3か月とされているが、早ければ1週間、遅ければ数年もの間、発症しないこともある。
今回のケースでは、噛まれた傷が治った後も発症しなかったため、患者は犬に嚙まれたことすら忘れてしまった。なお、今年10月には東北部地方カオバン省で、2年前に犬に噛まれた18歳の女性が狂犬病で死亡している。