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資源環境省傘下の水文気象総局(VNMHA)は、天気予報の精度を向上すべく人工知能(AI)の導入・活用を強化していると明らかにした。
VNMHAは、資源環境省の共有デジタルプラットフォームの構築に参画し、その一環として、ビッグデータに基づくデータ統合システムの構築や、水文気象の観測・予測上の特定の問題を解決するための識別作業におけるAIの適用を推進している。
同局はまた、台風予測や大雨の定量化、台風による洪水の予測におけるAIの活用についても研究を進めている。
同局傘下の国立水文気象予報センター(NCHMF)では、ビッグデータとAIを活用して過去の熱帯低気圧の類例を識別し、影響シナリオを策定している。
鉄砲水や地滑りなどの予測・警報においては、数理モデルに加え、AIも世界的に活用されるようになったが、AIを適用するには水文気象データだけでなく、地質や植生被覆などのビッグデータを構築する必要がある。