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南中部高原地方ダクラク省ブオンホー(Buon Ho)町教育訓練局はこのほど、同町の中学生が母親に叱られた後、自宅で首を吊って自殺したと明らかにした。
死亡したのは、ゴーマイ中学校に通う中学3年生(日本の中学2年生に相当)のB・D・K君。オンライン授業がなかった4日(月曜日)の朝、母親はゲームをしていたK君を叱りつけた後、コショウ畑へ収穫に出かけた。母親が午前9時ごろ、収穫を手伝いに来ないK君を探しに自宅に戻ると、台所で首を吊っている息子を発見した。
家族はぐったりとしたK君を病院に緊急搬送したが、搬送先の病院で死亡が確認された。自宅には家族宛ての遺書が残されており、地元警察は自殺と断定。遺書には、家庭生活でプレッシャーを受けて精神的ストレスを抱えていたことなどが記されていた。
K君が通っていた中学校の教師らは、亡くなったK君について、勤勉で、大人しいまじめな生徒と評していた。なお、K君は父親を亡くしており、母親と姉の3人家族で育ったが、家庭の経済状況は安定していたという。
ベトナムでは最近、中高生の自殺が相次いでおり、コロナ禍で長い間、対面授業が出来ずに、自宅に籠る生活が長くなったことで、子供たちがストレスを溜め込んでいるのではと指摘されている。