(C) vnexpress 写真の拡大. |
地場系コングロマリット(複合企業)T&Tグループ(T&T Group)は1日、ロシア政府系金融機関であるロシア直接投資基金(Russian Direct Investment Fund=RDIF)および製薬会社ビノファーム(Binnopharm)との間で、ロシア製の新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV(Sputnik V)」の技術移転に関する覚書(MOU)を締結した。
締結式は、ロシアのドミトリー・チェルニシェンコ副首相と、グエン・スアン・フック国家主席のロシア公式訪問に同行していたレ・バン・タイン副首相の立会いのもとで行われた。
覚書によると、T&Tグループはロシア側からスプートニクV製造に関する技術移転を受け、スプートニクVと新型コロナ関連の医薬品生産を手掛ける本格的な生産施設を設立する。
生産体制の確保に向けて、ロシア側は必要な技術移転を行うほか、ベトナムで生産するワクチンがロシア国内で生産するワクチンと同品質を満たすことを保証すべく、製造プロセスや人材育成、生物学的材料の調達などを含む包括的なサポートを提供する。