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万国郵便連合(UPU)は9日、テレビ会議形式で開催した世界郵便デー(10月9日)の記念式典で、2021年の「郵便業務発展総合指数(Integrated Index for Postal Development=2IPD)」のランキングを発表した。ベトナムはUPUの調査対象となった168加盟国・地域中47位で、2020年より2ランクアップし、50位以内に入ったASEAN4か国のうちの1つとなった。
2IPDは、郵便に関する大量のデータや統計、調査結果などに基づいて作成されており、世界の郵便事業の発展度合いを総合的に示す尺度となっている。「信頼性」、「到達性」、「妥当性」、「弾力性」の4項目を評価したもので、0~100の指数で表される。ベトナムは48点で前回から▲2.47ポイント低下したが、順位は上がった。
記念式典では、「回復のためのイノベーション」をテーマに、参加者による意見交換が行われた。ベトナム郵便総公社(ベトナムポスト=Vietnam Post)のチュー・クアン・ハオ社長は、新型コロナウイルスの感染拡大で農産物のサプライチェーンが寸断されたことに触れ、同社の電子商取引(eコマース=EC)プラットフォームに店を開設し、農家約8万世帯の農産物を販売できるようにしたことを紹介した。