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ホーチミン市が10月からウィズコロナを前提としたニューノーマル(新常態)に移行したことを受け、社会的隔離措置の適応期間中に新型コロナ対策で市内に投入されていたベトナム人民軍が撤収を開始した。
まずは、国防省直属の部隊が撤収を開始し、その後、第7軍区直属の部隊が10月15日までに撤収。ただし、派遣された軍医については11月末まで市内に滞在する予定。
これに先立ち、国内第4波の感染者が急増した8月下旬以降、新型コロナ治療や治安維持、救援物資の運搬、犠牲者の火葬・遺骨の取り扱いなどを支援すべく、軍人3万4000人以上、自衛民兵9万8000人以上、軍医2000人以上がホーチミン市に投入されていた。
特に、軍医らは仮設病院6か所で治療を行っているほか、市内530か所以上の移動型診療所で、医療カウンセリングや応急処置、無症状患者・軽症患者の治療に従事しており、多大な貢献を果たしている。
なお、同市における第4波の感染者数は延べ40万人以上で、全国の半分以上を占めており、死者数は1万5300人余りに上っている。