(C) baochinhphu 写真の拡大. |
ブー・ドゥック・ダム副首相は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の医薬品やワクチンの研究開発、技術移転、臨床試験に関する会合で、関連機関に対し、治療薬やワクチンの使用許可に関する手続きを加速化するよう促した。
政府官房が16日付けで発表した会合での副首相の決定に関する通知第248号/TB-VPCPによると、副首相は保健省に対し、ワクチンの緊急使用許可に向けた手続きをさらに積極的にガイダンスして支援し、まずは地場ナノゲン社(Nanogen、ホーチミン市)が開発・製造する「ナノコバックス(Nanocovax)」について早期に緊急使用を許可するほか、18歳未満の未成年者へのワクチン接種(種類や交差接種など)についてもガイダンスするよう指導した。
副首相はまた、保健省に対し、抗ウイルス薬「モルヌピラビル(Molnupiravir)」について企業が試験プロセスを早期に完了するようガイダンスし、ライセンス問題や大量生産計画について迅速に報告するよう指導した。
「モルヌピラビル」は開発中の新薬であり、一部の国々で第2相と第3相の臨床試験を終えたばかりだが、米国やインドでは既に新型コロナ患者への投与が始まっている。
ベトナム科学技術研究所(VAST)傘下バイオテクノロジー研究所が開発中のベトナム産ハーブを原料とする治療薬「Vipdervir」について、保健省は臨床試験の進捗や有効性の評価を加速化させる。
保健省はさらに科学技術省と協力し、多くの変異株に有効な抗原迅速検査キット、またワクチン接種者や回復者などに対する抗体検査用の医薬品の製造を支援しなければならない。