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ホーチミン市保健局のグエン・フー・フン副局長が8日に開かれた会議で語ったところによると、2021年年初から現在までに、市内の16歳未満の児童約1万4800人が新型コロナに感染した。
このうち1万2000人は回復したが、13人が死亡。現在も約2800人が治療中。児童の感染者の死亡率は0.1%となっている。死亡した児童のほとんどは何らかの持病があり、小児がんなどの重病を患っていた。
一般的に児童の感染症に対する抵抗力は大人よりも高く、また基礎疾患を持っている割合も少ないため、死亡率は低い水準に留まっている。
しかし、児童の感染者の場合、両親をはじめとした大人が世話をしなければならず、世話をする側の負担が大きい。さらに、その場合、両親も感染しているケースが多いため、医療従事者は親子の治療を同時に行わなければならない。両親が重症の場合は子供の世話ができず、多くの場合、医療従事者のサポートが必要になる。
なお、同市労働傷病兵社会局によると、新型コロナにより、父親か母親または、その両方を失った市内の児童は約250人に上るという。