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グエン・タイン・ロン保健相は6日に開かれた政府会合で、新型コロナウイルスワクチンの2回接種を完了した人々に対する移動制限の緩和を検討中と明らかにした。
保健省は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策を徹底させた上で、南部の一部の省・市で移動制限緩和を試行する考え。
ワクチンを2回接種した人は、新型コロナに感染した場合でも重症化することが少ないが、接種後も依然として感染リスクはあり、他の人にウイルスをうつしてしまう可能性もある。
ロン保健相によると、ベトナムは9月中にワクチン2000万回分あまりを受領する。同氏は、◇ハノイ市、◇ホーチミン市、◇東南部地方ビンズオン省、◇同ドンナイ省、◇南部メコンデルタ地方ロンアン省の5省・市に対し、15日までに市民・省民の1回目の接種を完了させるよう促した。
なお、18歳未満の未成年者に対するワクチン接種計画は未定だが、未成年者向けワクチン調達について、保健省は引き続き供給側と交渉を進めていく方針。