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南部メコンデルタ地方ロンアン省人民委員会は11日夜、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、省内の企業に対し事業活動を一時停止するよう指示した。
指示によると、感染者(F0)、または感染者の濃厚接触者(F1)が確認された企業は、感染者らの行動歴の追跡などのために事業活動を即時に一時停止しなければならない。
残る企業については、12日午前0時から事業活動を一時停止しなければならない。
企業は、◇現場での生産、◇現場での食事、◇現場での休憩・宿泊の体制を確保し、審査を経て当局から承認を得られれば、事業を再開することが可能。
自然災害防止、国防・安全保障、およびその他の緊急事態に対応する特別な企業については、ロンアン省人民委員会が個別に事業継続を承認する。
さらに、13日午前0時からロンアン省と隣接する省・市を往来する車両と人々の監視を強化する。公務執行の場合、また食料品や生活必需品、生産用の原材料や資材などを輸送する車両を除き、同省への出入りを禁止する。
ホーチミン市に隣接するロンアン省には工業エリア62か所、工業団地35か所があり、23万人の工場労働者を抱えている。また、通勤のためにロンアン省に居住する工場労働者約3万6000人がホーチミン市に、一方、ホーチミン市など近隣省・市に居住する工場労働者約2万人がロンアン省に通勤している。
なお、4月末から広がっている新型コロナウイルス感染症の第4波では12日正午までにロンアン省の15市・郡・町の全てで計393人の感染者が確認されている。