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障がい者および爆弾・地雷被害者を支援するプラットフォーム「NKT」(Nguoi khuyet tat=障がい者の略)が15日、正式にリリースされた。同プラットフォームの稼働により、障がい者の生活が、より便利で快適になることが期待されている。
NKTは、◇韓国国際協力団(KOICA)、◇国連開発計画(UNDP)、◇ベトナム国家爆弾地雷行動センター(VNMAC)、◇労働傷病兵社会省の4者によって共同開発されたもの。アプリはiOSとAndroidに対応し、ウェブ版は<http://nkt.btxh.gov.vn/>からアクセス可能。
ベトナム全国には、人口の約7%に相当する約600万人の障がい者がいると推定される。障がい者に関するUNDPの調査報告によると、回答者の約24%が障がい者手帳を取得していないため、本来受けられるはずのサポートを十分に受けていないのが現状だという。
障がい者および爆弾・地雷被害者は、同プラットフォームを介して、障害に関する情報を申告したり、障がい者手帳を印刷するなど、ソーシャルワーカーからのサポートを迅速に受けることが可能となる。
NKTはこれまでに、東北部地方クアンニン省、北中部地方タインホア省、南中部沿岸地方ダナン市、南部メコンデルタ地方ビンロン省など9省・市で試験的に導入され、約9万人の障がい者が登録している。
労働傷病兵社会省のグエン・バン・ホイ次官は、「障がい者支援の効率化を目指し、各レベル自治体でNKTの導入を推進するとともに、ソーシャルワーカーの対応能力の向上に引き続き力を入れる」と述べた。