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保健省によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により国内4632人目の感染者(女性・88歳)が入院先の東北部地方バクザン省バクザン肺臓病院で死亡した。
新型コロナによる死者は国内55人目、4月末から広がった第4波では20人目となる。
死亡した女性はバクザン省ルックガン郡在住で、高血圧と糖尿病、心不全を患っており、老衰の状態だった。スクリーニングの結果、5月16日にバクザン省総合病院で新型コロナ陽性となり、新型コロナによる肺炎と診断されて5月26日にバクザン肺臓病院に転院した。
女性は感染症や肺炎の治療を受けたが、徐々に呼吸不全が進行し、6月2日から人工呼吸器を装着していた。その後、7日に深い昏睡状態に陥り、同日に死亡が確認された。死因は新型コロナによる重度の肺炎と敗血症性ショックと診断された。
保健省の新型コロナに関する8日午後の発表によると、5省・市で市中感染者53人が新たに確認された。また、海外からの入国者2人も陽性と判明した。
新規の市中感染者の内訳は、◇東北部地方バクザン省:21人、◇北部紅河デルタ地方バクニン省:15人、◇ホーチミン市:14人、◇ハノイ市:2人、◇北中部地方ハティン省:1人。
8日午前と正午、午後の発表を合わせると、同日に確認された市中感染者数は6省・市の計171人だった。
これにより、4月27日以降の第4波の市中感染者は39省・市の計6004人となり、4日に5000人を超えてからわずか4日間で+1000人以上増加した。
8日午後の発表時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は9158人、死者数は+1人増えて55人となっている。
新規の市中感染者は、ホーチミン市の1人とハティン省の1人を除いていずれも感染者の接触者(F1)や既存の集団感染発生地域の関係者などで、隔離区域内または封鎖区域内で感染が確認された。ホーチミン市とハティン省の1人については保健省が詳細を確認中。