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サイゴンビール・アルコール飲料[SAB](サベコ=Sabeco) による公有地の違法販売事件で、ハノイ市人民裁判所は4月29日、被告10人に有罪判決を下した。
問題の土地は、販売時に商工省が経営支配権を掌握していたSABの管理下にあったホーチミン市1区ハイバーチュン(Hai Ba Trung)通り2-4-6番地の面積6080m2余りの一等地。
この事件では、SABがブー・フイ・ホアン元商工相(男・68歳)らの支援を受けて、この一等地を不当に低い価格で外部に売り出し、国に2兆7000億VND(約128億円)の損失をもたらしたとされている。
ホアン被告は公的資産の使用・管理に関する国家規定に違反し損失・浪費をもたらした罪に問われ、禁固11年の判決を言い渡された。同じ罪に問われていたファン・チー・ズン元商工省軽工業局長(男・64歳)は禁固9年の判決だった。
残る8人はホーチミン市人民委員会、同市資源環境局および同市計画投資局の元幹部らで、土地管理規定違反罪に問われていた。このうち、人民委員会元副主席のグエン・フウ・ティン被告(男・64歳)は禁固6年6か月を言い渡され、他の7人は執行猶予付き禁固30か月~禁固5年の判決となった。
問題の土地について、裁判所はホーチミン市人民委員会が管理権を持つものとし、法律に従い対処するよう命じた。