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ホーチミン市自然科学大学IT学科の4人の学生グループは、病院の待ち時間を減らし、人の密集を防ぐことを狙いとするオンライン順番待ちシステムを提供する仮想待合室アプリ「QQueue」を開発した。
開発したのは、ボー・クオック・タンさん、グエン・ティ・ビック・バンさん、ファム・チャン・ヒエン・ズンさん、フイン・バオ・ジーさんの4人で、アプリはホーチミン市国家大学が主催した「クリエイティブ・アイデア・コンテスト2020」で上位10位内に入賞し、奨励賞も受賞した。
4人は、以前から病院の待合室に人があふれていることに加え、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行で人の密集を避ける必要があることから、待ち時間を減らすアプリの開発を思いついた。
病院では、順番取りから診察、支払い、薬の受け取りなどで待ち時間が発生する。既存の待合室アプリは最初の診察予約のみというのが大半だが、「QQueue」は病院内での待ち時間も予測する。
将来は電子決済サービスや医薬品を自宅で受け取れるサービスとの統合も目指す。また、順番待ちが発生する銀行や行政機関などへの応用も視野に入れている。