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ベトナム政府はこのほど、ホーチミン市東部に位置する2区、9区、トゥードゥック区を合併し「東部都市」とする構想を承認した。現時点での仮称は「トゥードゥック市(TP Thu Duc)」とされており、全国初の中央直轄市直属の都市となる。
グエン・スアン・フック首相はホーチミン市人民委員会に対して、トゥードゥック市(仮)設立計画案を策定するよう指示。計画案は関連機関の意見聴取を経て、国会常務委員会で上程される見通し。
チュオン・ホア・ビン副首相は、このほど開かれた会合で、ホーチミン市当局がトゥードゥック市(仮)設立計画案を策定するにあたり、効率的な外資誘致に向けて、テクノロジーやファイナンス、不動産などの分野で活躍するマルチナショナル企業をはじめとした海外投資家の意見聴取を実施し、需要を把握した上で計画案に取り入れる必要があると指摘した。
なお、トゥードゥック市(仮)は面積が211km2で、100万人以上の人口を有する。トゥーティエム金融エリア(2区)、サイゴンハイテクパーク(SHTP、9区)、ベトナム国家大学ホーチミン市校(VNUHCM、トゥードゥック区)の3つのエリアを中枢に形成し、ホーチミン市の域内総生産(GRDP)の30%、ベトナムの国内総生産(GDP)の4~5%に寄与する見通し。