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ハノイ市人民裁判所は14日、不法就労目的でベトナム人を欧州に送り出そうとしたとして、不法出国手配の罪に問われていた被告5人に有罪判決を下した。同ルートには日本人男も関与していた。
判決によると、ナガサワ・カズアキ被告(62歳、日本国籍)とLu Yu被告(38歳、中国籍)の2人はそれぞれ禁固15か月の判決を言い渡された。服役後は強制送還されることになる。
また、ベトナム国籍のチャン・ジエウ・トゥー被告(28歳、ハノイ市在住)は執行猶予付き禁固15か月、ホアン・マイン・ズオン被告(36歳、同市在住)とグエン・チョン・ズオン被告(33歳、北中部地方ゲアン省在住)の2人はそれぞれ執行猶予付き禁固12か月の判決を言い渡された。
起訴状によると、逃亡中のZhu Yanhua被告(49歳、中国籍)は2018年10月に留学コンサルティング会社「Vibaserco」を設立し、同社をカムフラージュとして不法就労のあっせんを企んでいた。手数料は1人につき約2万USD(約214万円)だった。
被告らはドイツとフランスでの不法就労を希望するベトナム人4人を集めたが、4人が2019年10月26日にハノイ市ノイバイ国際空港で出国手続きを行った際にパスポート内のシェンゲン・ビザが偽造であることが発覚した。
これを受け、Zhu Yanhua被告とその通訳だったトゥー被告の2人はラオスに逃亡したが、トゥー被告はその後帰国し自首した。Zhu Yanhua被告は指名手配されている。