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グエン・タイン・ロン保健相代行は、27日に開かれた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防国家指導委員会の会議で、南中部沿岸地方ダナン市で市中感染した患者から採取したウイルスの遺伝子を解析した結果、これまでベトナムで発見された5種類の新型コロナウイルスとは型が異なる変異型ウイルスだったと明らかにした。この変異型ウイルスはこれまでのウイルスより感染力が強いが、毒性が高まったかどうかはまだ判明していないという。
調査により同市での市中感染は、同じエリア内にあるダナン病院とダナンC病院、ダナン整形外科リハビリ病院の3か所が関連していることが分かっている。また、7月上旬に感染が始まり、既に4回目の感染が起きて、今後も感染が拡大する恐れがあるという。
保健省は、専門家グループを同市に派遣して、感染対策の徹底を図るとともに、感染経路の特定を急ぐことにしている。上記の3病院は封鎖し、ハノイ市のバックマイ病院に適用したのと同様の「出入り禁止」措置を取る。
ブー・ドゥック・ダム副首相は、感染対策における以前の経験を生かして落ち着いてこの事態に対処し、経済と社会の安定を確保しなければならないと述べた。