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東南部地方ドンナイ省当局は、同省ビンクウ郡タンアン村(xa Tan An, huyen Vinh Cuu)に2頭の“黒豹”らしき動物が出没したとの通報を受けて調査を行った結果、“黒豹”の正体が明らかになったと発表した。
ドンナイ省森林保護局は2日、同省農業農村開発局に対し、“黒豹”出没情報に関する調査結果を報告した。これに先立ち地元当局は6月末、体重100kgはあろうかという“黒豹”らしき動物を居住区で目撃したとの地元住民からの通報を受けて調査を開始。
調査隊は“黒豹”の目撃情報があった付近の森で複数の動物の足跡を発見。この足跡を調べたところ、近所で養鶏場を営む男性が飼っている2匹の黒犬の足跡と一致することが明らかとなった。犬種はドイツ原産の牧牛用・警備用の犬種であるロットワイラー。大型犬であり、この2頭も体重は35kg程あるが、当然100kgには及ばない。
飼い主の男性によると、昼間は犬を鎖で繋いでいるが、夜間は放し飼いにしているとのこと。男性は5年以上、この地区に住んでいるが黒豹が出没したことは一度もないと語った。
森林保護局は、「今回の“黒豹”目撃情報は、地元住民が夜間に大型犬の姿を見間違えた可能性が高いが、他にも大型動物が潜んでいる可能性もあるため、今後もパトロールを続けていく」としている。