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北部紅河デルタ地方ハイフォン市で6月30日午前10時05分、元気な男の赤ちゃんが母親の子宮内にあった避妊リング(IUD)とともに誕生し、話題となっている。
避妊リングは、避妊の目的で子宮内に装着する小さな器具で、子宮内膜に受精卵が着床するのを阻害することで避妊効果が得られる。赤ちゃんの母親であるT.T.P.Lさん(34歳)は、2011年と2015年に出産経験があり、2年前に病院で避妊リングを挿入した。
しかし、生理が遅れたため病院に行くと、避妊リングは正しい位置にあるにもかかわらず妊娠していることがわかった。Lさんは悩んだが、避妊しても子供を授かったことは奇跡だと思い、出産を決めた。
出産当日、体重3.3kgの赤ちゃんが無事に生まれ、さらに胎盤と一緒に避妊リングも出てきたという。こうしたケースは稀なことから、医師らはこの避妊リングを赤ちゃんに握らせて、記念に写真を撮影した。
その後、避妊リングを握った赤ちゃんの写真がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿されると一気に注目を集め、たくさんの「いいね!」やコメントがついている。