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26日早朝、南部メコンデルタ地方カントー市ニンキエウ区アンビン街区(phuong An Binh, quan Ninh Kieu)のカントー川の川岸で地すべりが発生し、長さ約30mにわたって崩れ落ちた。これにより、川沿いに建っていた民家5軒が全壊した。
目撃者によると、倒壊した家屋は数日前から一部が崩れていたという。民家の住民らは安全な場所に避難していたため、幸い人的な被害は出なかった。地元当局は以前から、この地区は地すべりが起きやすいと警告していた。
倒壊した家屋の住民Qさんは、「午前3時ごろに家が完全に崩れ落ちてしまった。この地区で、ここまでひどい地すべりが起きたのは初めてだ」と語った。
なお、カントー市では年初6か月で、22件の地すべり発生が確認されている。この災害により、民家5軒が全壊、68軒が一部損壊した。地すべりの規模は前年比2倍に拡大、長さにすると、1230mが崩れたことになり、被害総額は140億VND(約6540万円)余りに上っている。