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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がベトナム国内で拡大している中、グエン・スアン・フック首相は29日に開かれた5中央直轄市(※)の地方自治体とのビデオ会議で、今後2週間にわたり海外からベトナムに到着する国際旅客便の全便の受け入れを一時停止するほか、ハノイ市とホーチミン市を発着する国内線についても減便とする方針を明らかにした。
国内線の減便について、交通運輸省は3月30日から4月15日まで、国内線の運航を5路線(◇ホーチミン~ハノイ線、◇ホーチミン~ダナン線、◇ホーチミン~フーコック線、◇ハノイ~ダナン線、◇ハノイ~フーコック線)のみとし、航空各社が1日に運航できる便数も1便以下に制限する。
ハノイ市またはホーチミン市を発着する旅客便をさらに運航する必要が生じた場合、航空各社は交通運輸省傘下航空局に報告し、個別に許可を得なければならない。
航空各社は、運航時に座席を1つ以上空けて乗客を配置し、マスクを着用させるなどして対策を徹底しなければならない。
なお、ベトナムの航空各社はこれに先立ち、全ての国際線の運航を一時停止している。
(※)ハノイ市、北部紅河デルタ地方ハイフォン市、南中部沿岸地方ダナン市、ホーチミン市、南部メコンデルタ地方カントー市。