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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策で隔離の対象となった風力発電会社の会長が、部下を身代わりに差し出していたことが分かった。
北中部地方クアンチ省人民委員会のホアン・ナム副主席によると、同省フオンホア郡で風力発電所建設案件を実施中の風力発電会社のH会長は、今月6日にベトナム航空VN1547便でハノイ市から北中部地方トゥアティエン・フエ省フエ市に移動した。
8日になって、VN1547便の搭乗客の1人が新型コロナウイルスに感染していたことが判明。クアンチ省の保健当局は8日夜、この乗客と同じ便に搭乗し濃厚接触があったとみられる4人を隔離することを決め、同日深夜に4人をドンハー市の隔離施設に移送した。4人はいずれも風力発電会社の関係者で、H会長も含まれていた。
ところが翌9日朝、保健当局は4人のうちの1人がH会長ではなく、部下であることを発見。直ちにH会長に隔離措置が取られ、部下も引き続き隔離されている。その後の調べで、H会長が指示して部下を身代わりにしていたことが判明した。