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地場系大手マンション・ホテル開発業者ムオンタイングループ(Muong Thanh Group)の子会社がハノイ市で開発した不動産案件の違反で、警察は6日、同事件に関与したとされる同市の幹部3人を逮捕した。
逮捕されたのは、◇ハドン区キエンフン街区(phuong Kien Hung, quan Ha Dong)人民委員会主席のグエン・ズイ・ウエン容疑者(男・55歳)、◇同区建設調査部元副部長のブオン・ダン・クアン容疑者(男・61歳)、◇同区建設秩序管理隊幹部のマイ・クアン・バイ容疑者(男・59歳)の3人。
3人は、ムオンタイングループの子会社Bermes社が同街区に建設したマンション「CT6」における違反に関与し、責任を果たさず甚大な被害をもたらした容疑で刑事法第360条に触れたとされる。
CT6における違反として、◇建物の高さ制限を超える、◇延べ床面積を増やす、◇ホテル・商業目的の面積を住宅目的に変更する、◇住宅戸数を増やす、などが挙げられる。
同事件に関連して、ムオンタイングループのレ・タイン・タン会長(男・70歳)はこれに先立つ7月に在宅起訴された。顧客に対する詐欺の疑いで刑事法第198条に触れたとされ、捜査を受けている。
CT6のほか、ムオンタイングループはハノイ市に建設した多くの施設で違反が発見されている。違反の数が多く、しかも長期間にわたって続いてきたため、権力者から同社が何らかの保護を受けていたのではないかとの疑問も浮上している。