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台湾のエバー航空(EVA Air)の客室乗務員らが6月20日から行っていたストライキで、ホーチミン市タンソンニャット国際空港発着の同社運航便にも影響が出た。ストライキ中に同社運航便を利用するはずだったホーチミン市在住のK・D・Bさんは、賠償を求めてホーチミン市人民裁判所にエバー航空を提訴した。
Bさんは米国の土地を購入するため、ホーチミン市にある代理店のホアンザンベト(Hoang Giang Viet)からエバー航空のホーチミン発ロサンゼルス行きの往復航空券を1980万VND(約9万3000円)で購入し、さらに300万VND(約1万4200円)でAIGの旅行保険にも加入した。
しかし、6月20日から7月6日まで続いたストライキの影響を受けて、Bさんが搭乗する予定だった6月25日出発のホーチミン発ロサンゼルス行きの便は欠航となった。そのため、Bさんは代わりに他の航空会社から6月23日出発の航空券を購入し、米国に渡った。
Bさんは、今回の欠航を受けてエバー航空に2540万VND(約12万円)の賠償を求めている。これは、エバー航空の航空券の購入時にかかった費用と、新たな航空券の購入代金の合計額だという。
ホアンザンベトは、エバー航空から欠航分の運賃が払い戻され次第、Bさんに支払うことを約束しているが、他の航空会社の航空券についてはBさんが自身の判断で購入したものであるため負担しないと主張している。