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ホーチミン市で冠水が最も激しい地域の1つとして知られるビンタイン区の大動脈グエンフウカイン(Nguyen Huu Canh)通りの冠水問題を解決すべく、グエンフウカイン橋にモニタリングシステムと冠水警報灯が設置された。ベトナムでは、IoT(モノのインターネット)を応用した冠水モニタリングシステムはこれが初めての試み。
同市科学技術局傘下のGISセンターと協力会社はこのほど、グエンフウカイン橋にモニタリングカメラ、冠水警報灯、冠水レベルセンサー、データボックス、ソーラーパネルを設置した。
冠水値が20cmに達すると警報灯が赤く点灯し、冠水データはサーバーを介してアプリケーション「canhbaongap」の利用者の端末にリアルタイムで送られる。これにより、利用者は冠水地域を避けて往来することができる。
このシステムは、ナムロンテクノロジー株式会社のブイ・フウ・フー社長が同市の冠水シミュレーションモニタリングのシステム開発プロジェクトの一環で設計したもの。冠水測定システムは0.5cmの低誤差と高性能で、周辺機器の稼働状況もモニタリングしデバイスエラーを検知すると自動修復する。
システムの効果が発揮されれば、市内で冠水が深刻な他の地域での設置も検討されている。