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交通警察官が路上でバイクの運転手に拳銃を向けて暴行を加えている様子が記録された監視カメラの映像がインターネット上に投稿されて、波紋を呼んでいる。
この動画は、17日午後9時40分ごろにホーチミン市12区の国道1号線沿いの路上で撮影されたもの。動画には、バイクに乗って国道を逆走した男2人が他のバイクと衝突して転倒し、交通警察と機動警察の警官2人に取り押さえられた様子が映っていた。
ここまでは警官としての職務を全うしているだけで何の問題もないが、問題となっているのは、その後の交通警察官の行動だ。警官は無抵抗の男の顔を殴る蹴るなどして暴行を加え、もう1人には拳銃を突きつけて威嚇。動画を観た人の多くは、理由はどうあれ、無抵抗になった市民を警官が一方的に痛めつけるのは不適切と考えており、この警官の行動に批判の声があがっている。
これついて、同市公安局道路鉄道交通警察(PC08)は後日、事実を確認した上で、「警ら隊が違法レースに参加しようとしていた走り屋グループを発見して追跡したところ、走り屋グループがスピードを上げて逃走を図ったため、実力行使で取り押さえた」と陳情した。