(C) nguoiduatin, ス容疑者 写真の拡大. |
オーシャンバンク(Ocean Bank)における簿外の利息支払いによる国の資産横領事件で、最高人民裁判所は造船工業総公社(ShipBuilding Industry Corporation=SBIC、旧:ビナシン=Vinashin)の元幹部4人を起訴することを決定した。
起訴されたのは、◇元会長グエン・ゴック・ス容疑者(男)、◇元社長チュオン・バン・トゥエン容疑者(同)、◇元副社長ファム・タイン・ソン容疑者(同)、◇元経理部長チャン・ドゥック・チン容疑者(同)の計4人。
起訴状によると、ス容疑者の指示のもと、ビナシンの幹部だった容疑者らは2010年から2014年にかけてオーシャンバンクに多額の資金を預金していた。
同行はその見返りとして、容疑者らに簿外の利息1050億VND(約5億1000万円)を支払っていた。4人はこの利息を分け合って受け取り、個人目的などに使用していた。このうちチン容疑者は920億VND(約4億5000万円)を受け取ったとされる。
ビナシンは国が全額出資する国営企業。オーシャンバンクから簿外の利息を受け取った4人は国の資産を横領したとして「職権を乱用し資産を横領した容疑」を持たれて捜査を受けている。