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2016年8月にホーチミン市1区のバーで飲食代の精算にクレジットカードを使用した観光客のオーストラリア人男性が従業員に不正に高額の決済をされた事件で、ホーチミン市人民裁判所は11日、不正な決済を指示して「インターネットまたはデジタル設備を用いた資産横領罪」に問われていたバーの法的代表チャン・トゥアン・ミン被告(男・23歳、メコンデルタ地方ベンチェ省出身)に禁錮7年の判決を言い渡した。
起訴状によると、被害者男性が同市1区ベンゲー街区グエンシエウ通り5E番地(5E Nguyen Sieu St., Ben Nghe Ward, Dist.1, Ho Chi Minh)のバー「ナイトフォール(Nightfall)」で飲食代の精算にクレジットカードを使用した際、ミン被告は従業員に不正な高額の決済を指示し、3万9429AUD(約325万円)を騙し取った。
同被告はその後、不正決済を指示したのは自分だとして被害者男性に謝罪し、騙し取った全額を返金している。これを受けて、被害者男性も入金の確認後に告訴を取り下げたが、当局はベトナムのイメージに傷をつける悪質な行為だとして刑事事件として立件し、同被告の逮捕に踏み切った。