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交通運輸省傘下のベトナム航空局が同省に対し、ベトナム空港[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)が全国の空港で自動車を対象に行っている空港内道路通行料金徴収の停止を求めたことについて、同省は「停止は不適切」としてACVの立場を支持する姿勢を示した。
ACVが運営する21の空港のうち19か所(ホーチミン市タンソンニャット国際空港、ハノイ市ノイバイ国際空港を含む)で通行料金の徴収が行われており、2012年~2015年における徴収総額は5510億VND(約26億7000万円)、年平均で1380億VND(約7億円)に上る。
これに先立ち、政府検査機関は各空港で行われている道路通行料金の徴収は合法ではないと結論付けていた。これについて交通運輸省は航空局に対し、ACVと協力して空港内の目的別の用地を確認した上で対策を講じるよう指導した。
交通運輸省は、「ACVが空港内道路の投資・運営を実施し、その一環として空港内道路の保守・メンテナンスも行う。資金を回収し、保守・メンテナンスの資金を調達するためには通行料金を徴収する必要がある」とし、空港内道路の通行料金を空港内の必要不可欠なサービス料金リストに追加する形で合法化する計画だ。