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メコンデルタ地方カントー市第1チャーノック工業団地にある台湾系クォンルン・メコ有限会社(Kwong Lung-Meko)の縫製工場で16日午前10時頃に火災が発生した。同工場では3月23日に大規模な火災が発生し、4日後にようやく鎮火が確認されていた。
同市消防警察局は消防車9台を動員して消火に当たり、同日11時頃までに鎮火した。火災の原因は、5階建ての建物の1階で溶接作業中、不注意により可燃物に引火したものとみられている。消防警察局は火災が再発した場合に備えて同工場に出張所を設置し、警戒を強めている。
3月に発生した火災で人的被害は生じなかったが、工場は全焼し、生産用の原料や製品、機械設備などが被害を受けた。被害額は1300万USD(約14億円)に上るとみられる。消防警察局の責任者によると、3月の火災の原因は漏電によるもので、5階の倉庫から火の手が上がり、広範囲に燃え広がったという。