ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ベトナムからゴールド7kg密輸の日本人2人に禁固8~10年の判決

2017/04/14 06:16 JST配信

 ハノイ市ノイバイ国際空港で2016年8月3日に日本人の男がゴールドの彫像7体を無申告で持ち出そうとした事件で、同市人民裁判所は12日に裁判を開き、密輸罪に問われていた日本人被告2人に禁固10年と禁固8年の判決を下した。

 主犯格のI・M被告(男・45歳、日本国籍、群馬県在住)は禁固10年、共犯のK・T被告(男・34歳、日本国籍、群馬県在住)は禁固8年と、いずれも重い量刑を言い渡された。2人は罪状を認めた上で反省の意を示し、ベトナムの気候が合わず健康状態が良好でないとして、母国での服役を希望し強制送還を望んだが、裁判所は「不適切」としてこれを却下した。

 起訴状によると、K・T被告が日本航空(JAL)のJL752便でノイバイ国際空港から成田へ向かう際に手荷物の中から銀色の彫像7体が見つかった。鑑定の結果、彫像7体は金含有量99.99%の純金だったことが確認された。重さは7kg近くに上り、金額にして約67億VND(約3250万円)に相当する。本人はゴールドだと認めたが、出所を示す書類を提出できなかった。

 被告2人は2016年7月、ベトナムから日本にゴールドを持ち帰って売りさばくことを企み、日本に住むベトナム人の知人から紅河デルタ地方バクニン省バクニン市ティエンアン街区ゴーザートゥ通りにある宝飾店を紹介された。2人は同店に彫像の製造を依頼したという。

 密輸に成功すれば8万円の報酬を受け取ることを約束され、I被告から現金3230万円を預かったK・T被告は2016年8月2日にベトナムへ入国。同店に彫像の支払いをし、銀メッキで加工された純金の彫像7体を受け取ったが、翌3日にノイバイ国際空港から帰国しようとしたところで発見された。また、I・M被告は同年8月4日、40万円を用意しベトナムに入国。押収された彫像7体を引き取ろうとしたが、御用となった。

[Vnexpress, 12/4/2017 20:10 GMT+7, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
地震被害のミャンマー、ベトナムが30万USD援助 救助隊も派遣 (16:22)

 28日に大地震に見舞われたミャンマーを支援すべく、ベトナムは同国に30万USD(約4500万円)を緊急援助するとともに、救助隊を派遣した。  ベトナム人民軍およびベトナム人民公安に所属する経験豊富な消防士や...

ミャンマー大地震、2000km離れたホーチミンでマンションにヒビ (15:23)

 28日午後にミャンマー中部で発生したマグニチュード7.7の大地震の影響で、震源から2000km以上も離れたホーチミン市でも揺れが発生し、マンションの壁にヒビが入るなどの被害が出ている。  同市8区人民委員...

ホーチミン:10年間でメトロ355kmを整備へ (14:51)

 ホーチミン市人民委員会は26日、都市鉄道(メトロ)ネットワークの整備に向けた特別制度や政策の試験導入に関する国会決議第188号/2025/QH15に基づき、今後10年間で全長355kmのメトロ路線7本を整備する計画を発表...

ホーチミン、花の少ない13本の「花通り」 (30日)

 ホーチミン市フーニュアン区のファンシックロン(Phan Xich Long)通りの周辺には、全長1kmにも満たない13本の通りが集まっている。これらの通りは様々な種類の花の名前にちなんで名付けられており、碁盤の目のよ...

メトロ1号線と小売大手サトラが提携、プロモーションなどで協力 (14:18)

 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線有限会社(HURC1)は27日、同市人民委員会傘下の小売大手サイゴン商業総公社(サトラ=Satra)との間で、メトロ1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を活用したビジネス開発に関...

ビンG会長所有のレンタカー会社、ダナンでEV1000台のリース契約 (14:03)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)製EVのレンタカーサービスと中古車販売を手がけるグリーン

QS科目別世界大学ランク、越5大学がコンピュータ科学でランクイン (13:27)

 英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds=QS)が発表した最新の大学ランキング「QS科目別(研究分野別)世界大学ランキング(QS World University Rankings by Subject)」2025年版のコンピ...

ベトテル、顧客サービス会社を設立 売上1億USD目指す (13:19)

 ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)はこのほど、新会社「ベトテルカスタマーサービス(Viettel Customer Service=VCX)」を設立した。  VCXの前身はベトテルの顧客サービスセンター。同センタ...

ビンファスト子会社、エネルギー貯蔵システムで地場ランドンと提携 (13:16)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)の子会社ビンファスト・エネルギー(VinFast Energy)は27日

ブラジルがベトナムを「市場経済国」と認定、両国首脳会談で (6:50)

 ルオン・クオン国家主席の招きにより、ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領が3月27日から29日の日程でベトナムを公式訪問した。28日午前に盛大な歓迎式典が催された後、両首脳による会談が行...

ベトナム人の日本文化に関する実態調査、最も関心ある文化は日本食 (6:49)

 株式会社モニタス(東京都港区)は、ベトナムの決済アプリ「モモ(MoMo)」を運営するオンラインモバイルサービス社(Mサービス=M_Service)と連携し、同サービスのユーザーを対象とした「ベトナム人の日本文化に関...

FPT、ダナンに半導体チップ・先端技術R&Dセンター開設 (5:51)

 ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は27日、南中部沿岸地方ダナン市にある第2ソフトウェアパーク内のICTオフィスビル「ICT1」に、半導体チップ・先端技術研究開発(

ベカメックスIDCとセムコープ、VSIP工業団地4か所を新規開発へ (5:18)

 東南部地方ビンズオン省人民委員会傘下の工業団地開発大手ベカメックスIDC[BCM](Becamex IDC)とシンガポールのセムコープ(SembCorp)は、工業団地4か所の新規開発に関する覚書(MOU)

台湾エイスース、ハノイにベトナム初の公式直営店オープン (4:11)

 台湾の大手PCメーカーであるエイスース(ASUS)はこのほど、ハノイ市ドンダー区サーダン(Xa Dan)通り161番地にベトナム初となる公式直営店をオープンした。  公式ストアは面積135m2で、顧客が全商品ラインア...

フェイガー、タインホア省当局と水田プロジェクト推進で覚書 (3:08)

 農業由来のカーボンクレジット創出に取り組むスタートアップである株式会社フェイガー(東京都千代田区)は、北中部地方タインホア省農業農村開発局との間で、水田でのカーボンクレジット創出を目指すプロジェク...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved