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18日に切断事故が発生したベトナムと香港を結ぶ光海底ケーブル「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」は、約1か月後の3月27日までに復旧工事が完了し、AAGを通じたベトナムから海外へのインターネットアクセスが完全に復旧する見通しだという。
切断箇所は香港沖約87kmの地点。ただし、2016年末に試験運用が開始されたアジア域内を結ぶ大容量光海底ケーブル「アジア・パシフィック・ゲートウェイ(APG)」により、今回のAAGのトラブルで生じるインターネットアクセスへの影響はさほど大きくないと見られている。
総延長2万kmに及ぶAAGは、ベトナムから海外へのインターネットアクセスで通信量の60%を担う最大のルートだが、2009年に運用が開始されて以来、トラブルが相次いで発生している。AAGのトラブルは2017年に入って今回が2回目となる。
一方、1月10日と11日に続けて切断事故が発生したアジア各国を結ぶ海底ケーブル「イントラアジア(IA)」については、2月25日までに復旧工事が完了し、IAを通じたベトナムから海外へのインターネットアクセスが完全に復旧する見通しだ。