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第14期(2016~2021年)第2回国会は23日、質疑応答に関する決議を95.54%の賛成多数で採択した。この中で、商工省及び同省傘下企業の人事で規定に違反したブー・フイ・ホアン前商工相を強く非難すると共に、関連機関に対し厳格に処分するよう指導した。
ホアン前商工相は今年4月までの在職中、自身の息子をはじめとする複数の人々を要職に任命し、間接的に国へ多額の損失を与えた。また、管理を怠り、同省傘下の複数企業における不透明な人材採用を黙認し、表彰にふさわしくない人物に労働勲章などを授与したとされている。同氏は既に定年退職している。
国会は、ホアン前商工相の行為が共産党と政府のリーダーシップに対する国民の信頼を低下させたとして、国会常務委員会や政府をはじめとする関連機関に対し、全容を把握すべく調査を継続し、法律に従って厳格に処分すると共に、公的機関における人材採用を見直し、違反があれば早期に摘発できるよう監視・検査を強化するよう指導した。
なお、共産党書記局はこれに先立ち、同氏に対し2011年~2016年任期にさかのぼって同省党幹事部長の免職処分を科すと共に、幹事部員全員を警告処分とした。これに伴い、職務任命を含めて違法に下された決定も取り消しとなる。