(C) tuoitre |
ベトナムと海外を結ぶ光海底ケーブル「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」のメンテナンスが20日午前4時までに完了し、米国や日本、香港、韓国、ヨーロッパなどにサーバーを置くウェブサイトへのベトナムからのインターネットアクセスが完全に復旧した。メンテナンスは15日から実施されていた。
AAGは、東南アジアから太平洋を横断して米国西海岸に至る全長約2万kmの海底ケーブルで、ベトナムから海外へのインターネットアクセスにおいて通信量の60%を占める最大のルートとなっている。
しかし、2009年に運用が開始されて以来、切断事故が相次いで発生しており、直近では8月2日と3日に2か所で切断事故が発生し、約3週間にわたりインターネットアクセスに影響が出た。現在、各通信事業者は同ケーブルへの依存度を軽減すべく、新たな光海底ケーブルの敷設を進めている。